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2018年12月17日(月)

挑む 県議選

被災者の声、県政に届ける

広島市東区(定数3)村上あつ子予定候補(63)=新=

写真

(写真)市民と対話する村上あつ子予定候補(中央は、きせ康平市議予定候補)=11月30日、広島市東区

 広島県議選で日本共産党の現有1議席から複数議席への躍進を目指し、広島市東区(定数3)から立候補する村上あつ子・広島市議(63)。政令市に移行後、36年間にわたり党議席がない広島市で空白克服に挑みます。

 「県民の命と暮らしを守り、災害に強い広島県をつくるために県議会で頑張らせてください」

 村上予定候補が急傾斜地の住宅街を歩いて訴えると、自宅の庭にいた男性が「大雨のときに水路の水があふれて怖かった。安心して住めるようにしてほしい」と期待を寄せました。

 7月の西日本豪雨で、東区では河川の氾濫による床上浸水などの被害を受けました。

 村上予定候補は「広島県は全国で最も土砂災害危険箇所が多い。災害対策に何より力を入れないといけないのに、この20年間で砂防事業費は半減し、河川事業費は5分の1に削られている。これで県民の命と暮らしを守ることができるのか」と指摘します。

 被災直後に村上予定候補が小池晃書記局長、仁比そうへい参院議員らと調査に入った馬木地区。自宅が全壊した天登(あまと)隆子さん(69)は、庭に堆積した土砂の除去が公費で実現したことを喜びます。

 「一人ではどうにもできないのに、当初は“自己負担で”と言われていた。私たちの声に耳を傾け、要求実現に動いた村上さんをはじめ共産党の議員がいて助かった。土砂災害を繰り返さないための対策にも取り組んでほしい」(天登さん)

 村上予定候補は「立候補を決意したとき、私の背中を押したのは被災者の切実な声だった」と振り返ります。

 保育士を22年、広島市議を5期20年務め、子どもと高齢者の支援をライフワークにしてきた村上予定候補。市が一人親家庭の医療費補助を打ち切ろうとしたとき、市議会で「子は親を選んで生まれてきたのではない」と迫り、継続させました。

 県議選は、定数3を独占する自民党の現職3人と村上予定候補など計5人が立候補を予定しています。党県委員会と広島市東地区委員会は11月中旬の週末から、村上予定候補らの必勝を目指す「東区デー」の集中行動を実施し、計157カ所で宣伝しました。

 ユースホステルの存続を求める住民運動で村上予定候補と知り合った藤原かなえさん(70)は「村上さんは生活道路の安全対策にも取り組んでくれて、すぐに実現した。県議になれば、市民の身近な要求が県政に届くようになる。広島市でも共産党の県議を誕生させたい」と激励しました。


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