2018年12月15日(土)
兵器より福祉に予算
厚労省前座り込み 高齢者怒りの訴え
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高齢者が安心して暮らせる社会保障制度を求める厚生労働省前での座り込み行動は14日、3日間の日程を終えました。日本高齢期運動連絡会、東京都老後保障推進協会の主催。3日間で延べ約100人が参加しました。
14日は冷たい風の中でリレートークし、国が75歳以上の高齢者の医療費窓口負担を2割に引き上げようとする一方で、軍事費が膨らんでいると怒りの声を上げました。
渋谷区の福井典子さん(81)は「高齢者の社会保障は、踏んだり蹴ったり。皆さんもいずれは高齢者。これは国民全体への攻撃です。100億円の戦闘機を100機も買うお金があるなら福祉に回せるじゃありませんか」と力を込めました。
足立区の女性(71)は「高齢者の多くは戦争を経験していて、皆が安心して暮らせる世の中を望んでいます。2割負担は何という脅し。人間の生きざまを冒涜(ぼうとく)するものです」と訴えました。
昭島市の男性(89)は「年金の受け取り額が年々下がり、政府は高齢者をいじめにいじめ抜いている。我慢して家にこもっていられない。心も豊かな高齢期が過ごせる社会を願って座り込んでいます」と話しました。
日本共産党の藤野保史衆院議員と山添拓参院議員が参加し、連帯あいさつしました。