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2018年12月13日(木)

辺野古新基地工事の土砂投入

県が中止求める指導

沖縄防衛局に

写真

(写真)辺野古新基地建設の工事中止を求める行政指導のため沖縄防衛局に入る沖縄県職員=12日、沖縄県嘉手納町

 安倍政権が14日にも強行しようとしている沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て土砂投入について同県は12日、土砂投入に向けた工事・作業を行っている沖縄防衛局に対し、土砂投入は違法だとして工事・作業の中止を求める行政指導を行いました。

 県の職員は同日、沖縄防衛局に出向き、行政指導の文書を防衛局側に手交しました。

 文書によると、公有水面埋立法に基づいて県が新基地建設の工事を止めるために行った埋め立て承認の撤回に対し、防衛局が「私人」の立場で執行停止を申し立て、国土交通相が撤回の執行停止を決定したことは「違法無効」だと改めて主張しています。

 県は、工事を行う権限を防衛局は喪失しているため「工事を進めることは許されない」としています。

 また、執行停止決定が違法でないとした場合でも、▽工事の実施設計に関する事前協議が整っていない▽埋め立て用土砂に有害物質が含まれていないか確認する性状検査結果が示されていない▽建設中のK9護岸を桟橋として使用することは認められない▽土砂の搬入経路を変更したことにかかわる手続きを行っていない―などの違反があると、県は指摘しています。


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