2018年12月6日(木)
「不誠実・乱暴なやり方」 デニー知事
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沖縄県の玉城デニー知事は5日、同県名護市辺野古の米軍新基地建設のための民間桟橋を使った埋め立て土砂の搬出作業が同日再開されたことについて、県庁で記者団に「(政府が)14日に土砂を投入すると期日を決めて、それに合わせるようなやり方は、いっそう県民の理解は得られない」と語りました。
デニー知事は「何かありきで進んでいることが、県民にとっては非常に不誠実な形に見えていることは間違いない」と政府の姿勢を批判。「あまりにも手続きを一方的に解釈した乱暴なやり方ではないか。非常に問題だと思うので、まずは立ち入りの検査をやらせるよう申し入れている」と説明しました。
立ち入り検査を要求している県としては引き続き、同検査が完了するまでの作業停止を求める行政指導を行うとしています。
デニー知事は「常にあらゆる手だてを取るということで協議を行っている」と述べ、土砂投入を阻止する構えを示しました。