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2018年12月1日(土)

新疑義あれば検査継続

森友問題で会計検査院

野党合同ヒアリング

写真

(写真)財務省「森友文書」改ざん問題に関する野党合同ヒアリングで説明を求める辰巳孝太郎参院議員=30日、国会内

 会計検査院は30日、学校法人「森友学園」への国有地大幅値引き問題に関する野党合同ヒアリングで、同問題で新たな疑義があれば「検査は引き続きやっていく」と述べました。

 ヒアリングでは、日本共産党の辰巳孝太郎議員が、国交省が値引きの根拠として国会に提出した地中ゴミの試掘現場写真では同じ穴の写真を複数の場所の穴として使い回されていると告発した問題(26日、参院予算委員会)について、関係省庁から聞き取りを行いました。

 このやりとりのなかで野党議員が「新たな疑義が呈されれば、検査院としては検査するのか」と質問。会計検査院の担当者は「国有地として持っているものですので検査対象であり、検査は引き続きやっていくべき」と答えました。

 試掘現場写真の「使い回し」問題については、石井啓一国交相は26日の参院予算委員会で「同じ写真の可能性はある」「(事実関係を)業者に確認している」と答弁しています。しかしこの日のヒアリングで国交省は、事実関係を確認しているのは工事全体を設計・監理していた業者(=キアラ建築研究機関)と説明しました。

 辰巳議員ら野党議員は、試掘現場写真を含む報告書を作成したのは工事業者の「藤原工業」であり、「キアラ」自身も写真データに関しては直接「藤原工業」に連絡するよう求めてきた経緯を指摘。辰巳議員は「結局、事実解明をしたくないということだ」と国交省を批判しました。


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