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2018年11月27日(火)

国の隠ぺい姿勢批判

辰巳議員 「森友」記録開示要求

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(写真)辰巳孝太郎議員

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は22日、参院財政金融委員会で、学校法人「森友学園」への国有地売却に関わる財務省の決裁文書改ざんをめぐり、重要文書を国会に提出しない政府の姿勢をただしました。

 会計検査院は同日、改ざんを受けて実施した再検査の結果を報告。その中で、土地の売却に関わる契約の担当者の統括国有財産管理官が交渉記録のコピーを保管していたことや、大阪航空局の関係書類一式を国土交通省の航空局に搬送したことが明らかになっています。

 辰巳氏は、2014年4月28日の応接記録について、近畿財務局の職員が交渉打ち切りを決めた直後に、森友学園の籠池泰典理事長が首相夫人の安倍昭恵氏との関係を示し事態が急変した重要なものだとして「統括管理官が保管していたなら、そこだけ抜けるのはおかしい」と指摘し、提出を求めました。財務省の可部哲生理財局長は「記録は確認できなかった」と答弁しました。

 さらに辰巳氏が、航空局と森友学園、近畿財務局の三者が国有地の払い下げ価格を下げるため口裏を合わせた交渉記録を求めたのに対し、国交省の岩崎俊一航空局次長は「協議メモを作成していない」などと答弁。

 辰巳氏は「国会を冒とくする隠ぺいだ」と批判。国交省や財務省の主張に沿ったものでなく、「会計検査院が独自の調査をすべきだ」と強調。開示されていないやりとりを国会に提出するよう政府に求めました。


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