しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年11月26日(月)

激戦ルポ茨城県議選

取手市区 自民VS「市民と野党」

無所属市議街頭へ アピール1200人賛同 再稼働反対は上野氏

 茨城県議選(30日告示、12月9日投票)の取手市区では、定数1減の2議席をめぐり、2人の現職を含む自民勢力3氏と、「市民と野党の共闘」で2期目をめざす日本共産党の上野たかし予定候補による、自民対「市民と野党の共闘」の正面対決の激戦となります。

市民立ち上がる

 前回県議選から4年間、安倍政治を終わらせ新しい政治を求める市民の声が湧き起こり、今回、上野予定候補を勝利へ押し上げる力が大きく発展。▽県民の暮らし第一の県政▽東海第2原発再稼働ストップ▽安倍政権打倒―のため党派を超えて市民が立ち上がっています。

 「この選挙は生易しいものではない。再稼働反対の声を一つにまとめるべきとの思いから上野さんを応援している」。街頭で上野予定候補の応援に駆け付けて訴えたのは、取手市議(無所属)の細谷典男さん(67)です。

 2014年の県議選では上野氏とも競合。しかし翌15年、安保法制=戦争法の強行に対し「野党は共闘」と国民の声が湧き起こり、それに応えたいとの思いを抱きました。今回、上野氏と各地の街頭に立ち「野党が力を合わせれば、自民、公明がいかに強大でも打ち破れる」と力を込めています。

 上野予定候補は「再稼働を許すか許さないかは、今度の県議選にかかっている。再稼働反対、暮らし・福祉最優先、安倍政権打倒の願いを託してほしい」と連日奮闘しています。

 2議席をめぐって自民勢力3氏も必死。しかし、大争点である原発再稼働などへの態度を聞いた茨城3区市民連合の公開質問状に対し、3氏は「回答できない」などと拒み、県政もまともに語らない無責任な態度です。

 この県議選では、幅広い市民が上野予定候補を応援する「1000人アピール」を呼びかけ、賛同者は1200人を超えています。アピール呼びかけ人の一人の篠田信吾さん(69)は「支持政党はないが、再稼働反対、廃炉を掲げている上野さんを応援する」と表明。同じく呼びかけ人で「取手9条の会」世話人の松浦和子さん(80)は「自民、公明がやりたい放題の状況です。市民と野党が声を上げて9条改憲、再稼働を許さない」と語ります。

改憲を許さない

 さらに取手市民連合と日本共産党取手市委員会、社民党取手支部は、上野予定候補を推薦・支持する協定を結び、原発再稼働や安倍9条改憲に反対することで一致。共闘実現に尽力してきた同市民連合の遠藤俊夫代表(74)は「安倍内閣退陣、東海第2原発再延長阻止を願う心を、上野さん勝利という形にしたい。これが形になれば、来年の統一地方選、参院選に必ず弾みになる」と訴えます。


pageup