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2018年11月23日(金)

障害者の採用ただす

高橋氏 定数増やし職員確保

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=21日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は21日の衆院厚生労働委員会で、中央省庁の障害者雇用率水増し問題を受けた今後の障害者採用のあり方について政府の姿勢をただすとともに、職員定数(上限数)を増やし、障害者が働きやすい職場をつくるべきだと主張しました。

 政府は障害者の法定雇用率(2・5%)の達成に向け来年12月までに4000人を超える障害者を採用する方針。厚労省の土屋喜久職業安定局長は、各省庁合計で常勤職員1207人、非常勤職員3146人の採用を考えていると述べました。(非常勤から常勤への転用も含む)

 高橋氏は、雇用率達成のために非常勤職員を解雇して障害者に置き換えるべきではないと指摘し、「障害者が無理なく仕事でき、障害を持たない人にも負担がかからない仕組みとしなければいけない」として、定数を増やして職員を確保するよう要求。長屋聡内閣人事局人事政策統括官は「適切に定員措置をしていきたい」と答えました。

 高橋氏は、水増しによって働く機会が奪われ悔しい思いをしてきた人がいることを考慮し、採用のチャンスを広げるとともに、職場定着をきちんとフォローするよう要求。根本匠厚労相は「障害者が活躍できる職場づくりも大変重要だ」と述べました。


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