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2018年11月19日(月)

参院選1人区勝利へ相互支援・相互推薦の「本気の共闘」を

三重演説会 志位委員長訴え

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(写真)志位和夫委員長と各選挙候補が訴えた党演説会=18日、三重県四日市市

 日本共産党の志位和夫委員長を迎え、18日に三重県の津駅前と四日市市で開かれた党演説会には、無所属の会の岡田克也代表、「三重民主連合」の中川正春衆院議員、立憲民主党の芝博一参院議員らから「野党が協力することが必要」などとのメッセージが寄せられました。「市民連合みえ」の名嘉真正さん、熊沢誠甲南大学名誉教授があいさつに立ちました。三重から野党共闘の勝利と共産党躍進の大波をつくろうと、参加者が一体となりました。

 日本共産党の井上さとし参院議員は「国民の命の上に大企業のもうけを置く政治を変え、新しい政治をつくる」と訴え、1人区の参院三重選挙区の中川たみひで予定候補は「三重から安倍政権に対峙(たいじ)できる予定候補者として奮闘する」と気迫を込めました。

 志位氏は、大破綻に陥っている安倍政治の大本にある「アメリカいいなり」「財界中心」の政治を切り替え、「憲法9条を生かした平和日本を築こう」と訴えました。

 そのうえで、「どうすれば安倍政権を倒せるか」と問いかけた志位氏は、安倍政権が権力を維持してきた手口は「悪政を忘れさせる」「強権をふるい諦めさせる」「国民に分断をもちこむ」ことだと喝破。「悪事を忘れず選挙で厳しい審判をくだそう」「諦めないで勝つまでたたかい続けよう」「立場の違いを超えて連帯しよう」と呼びかけると、大きな拍手がおこりました。

 志位氏は「決め手となるのは市民と野党の共闘を成功させることです」と述べ、来年の参院選が「自民・公明・補完勢力を少数に追い込む大チャンスだ」と訴えました。

 31の1人区に自民党改選議員がいることを指摘し、「1人区で『本気の共闘』を実現すれば、すべてひっくり返せる」と強調。「本気の共闘」とは、お互いが譲るべきは譲り合い、お互いが敬意をもって、相互推薦・相互支援することだと力説し、「そういう気持ちの通った、沖縄のような共闘をすれば相手が自民党であれ誰であれ、必ず倒すことができます」と力説しました。

 志位氏は、1人区で「本気の共闘」が実現すれば、そのうねりは複数区や比例区にも連動して、自公と補完勢力を少数に追い込み、衆参両院の多数派の「ねじれ」を生み出すことができると強調。「政局の主導権を野党が握り、解散・総選挙に追い込み、野党連立政権をめざそう」と呼びかけ。野党連立政権が実現すれば、沖縄、消費税、憲法、原発など、あらゆる問題解決の道が開かれると述べ、「野党がそのぐらいの構えでたたかわなくてどうするのか」と述べ、共闘の成功に全力を尽くす決意を表明しました。

 参院選で三重では政党を選ぶ比例代表選挙で「13万票、15%」を獲得し、7人以上の勝利をと訴え、「選挙区では中川さんを野党統一予定候補にして共闘の力で国会に押し上げよう」と力を込めると、参加者から大きな拍手が起こりました。


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