2018年11月13日(火)
民意不在の安倍政治から暮らし第一の政治に変えよう
愛知赤旗まつり 8000人超す
小池書記局長が記念講演
住民本位の県政実現と安倍政権打倒に向けた来年の統一地方選・参院選の連続勝利をめざし、日本共産党の愛知県委員会は11日、名古屋市昭和区の鶴舞公園で、小池晃書記局長を招いて第36回あいち赤旗まつりを開催しました。秋晴れの下、前回を上回る8000人超が集った会場は熱気に包まれました。
|
本村伸子衆院議員、武田良介参院議員、島津幸広元衆院議員が参加。被爆2世の井上さとし参院国対委員長・比例予定候補は「核兵器禁止条約に参加し、憲法9条を生かした平和外交を行う新しい日本をつくる」と訴え、すやま初美参院選挙区予定候補は「あなたはあなたらしく生きていいという憲法の『個人の尊厳』を守るために安倍政権を倒す」と決意を述べました。統一地方選の予定候補者全員が登壇し、しもおく奈歩県議が代表で決意表明。「STOP改憲ママアクション@あいち」の中澤和子共同代表が連帯あいさつしました。
小池氏は記念講演で、大村秀章県知事の下で暮らし・教育の予算が全国最低水準にとどまる一方、三菱重工・小牧南工場が最新鋭F35ステルス戦闘機の日米共同の整備拠点として重点化が狙われ、「隣接する県営名古屋空港で来年F35の使用がいっそう増える危険がある」と批判。大村県政による安倍政権いいなりのリニア推進やカジノ誘致などの大企業への奉仕と『戦争する国』づくりへの奉仕を厳しく批判しました。
これに対し、共産党県議団が前回の県議選で議席を回復し、国会と連携して、障害がある子どもたちの特別支援学校の環境改善を実現するなど数々の実績を上げてきたと紹介。今回の県議選で大村県政応援の自公に対決する共産党の議席を増やし、「県民の暮らし第一の県政にしよう」と訴えました。
小池氏は国政での「安倍政権の破綻、行き詰まりはいよいよ明らかだ」と強調。沖縄では、米軍大型ヘリの窓枠が落下した普天間第二小学校(宜野湾市)で児童の避難が9月までに706回に達したと紹介し、「日本政府がすべきは子どもへの避難指示でなく米国への飛行中止を求めることだ。県知事選で示された沖縄県民の総意に基づき普天間基地の閉鎖・撤去を米国に要求すべきだ」と主張しました。
国会で大問題になっている外国人労働者の受け入れ拡大法案については、現在の技能実習制度で職場選択や居住の自由といった基本的人権が認められていない上に「時間外労働の時給が300円」など無権利状態の実態に触れ、「外国人労働者をモノのように扱う現状をまず解決すべきだ」と力説しました。
小池氏は、この秋の重要なたたかいとして憲法改悪阻止と来年10月からの消費税増税阻止を訴えました。そして、自民党政治を終わらせるのは、来年の参院選での野党の本気の共闘の実現に命運がかかっていると強調。共闘を伸ばすカギは日本共産党の躍進だとして、比例目標「850万、15%以上」の達成で、井上氏を含めた比例7予定候補全員とすやま予定候補の当選を勝ち取ろうと熱く訴えると、会場は大きな拍手で応えました。