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2018年11月11日(日)

デニー知事と防衛相面談

「新基地反対の民意は証明済み」

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(写真)面談するデニー知事と岩屋防衛相=10日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は10日、同県を訪れた岩屋毅防衛相と県庁で面談しました。知事就任後、防衛相と面談するのは初めて。

 デニー知事は「辺野古新基地建設に反対する県民の民意は、今回の知事選で私が過去最多の票を得たことでも証明されている」と発言しました。

 県が適法に行った埋め立て承認撤回に対し、防衛省が、私人の権利・利益の救済を図る行政不服審査法を用いて審査請求・執行停止申し立てを行ったことに「法律の趣旨を逸脱し、甚だ遺憾」だと批判しました。

 「南北朝鮮首脳会談等、東アジアの安全保障は平和環境構築へと大きく変化している。政府は、『辺野古が唯一』との20年来の固定観念にとらわれることなく、県民の理解が得られない辺野古新基地建設を断念していただきたい」と求めました。

 その上で「普天間飛行場の5年以内運用停止を含む『危険性除去』は喫緊の課題。これは辺野古移設とかかわりなく、実現されるべきものだ」と迫りました。

 宮古島や石垣島の自衛隊部隊配備についても「強行することのないよう、地域住民と真摯(しんし)な対話をもって説明尽くされることを望む」と述べました。

 一方、岩屋防衛相は「政府は辺野古移設を進めながら、沖縄県との話し合いを進める」と言いました。「基地負担軽減に取り組む」としながら、その前提として「日本防衛の最前線は南西地域。しっかり抑止力を維持」すると述べました。


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