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2018年11月11日(日)

デニー知事 米国へ出発

“新基地断念を訴えたい”

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(写真)激励会で訪米の決意を語る玉城デニー知事(左から3人目)=10日、那覇市

 就任から1カ月で初めて米国を訪問(11~15日)する沖縄県の玉城デニー知事は10日、家族や約50人の県民に見送られて那覇空港を出発しました。

 知事選で示された米軍新基地建設反対の民意を米国の政府関係者に訴えるデニー知事を応援しようと、空港内で「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」による激励会が開かれました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「デニーさんの今までの人生と政治手腕を生かし、米国で実りある成果が得られることに期待しています。頑張りましょう」と力を込め、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員は「沖縄の民意は新基地建設反対だと県民投票で示し、知事を後押ししよう」と参加者に呼びかけました。

 デニー知事は「『米国内で沖縄における米軍基地の問題を取り上げてほしい』と当事者として訴え、これからの沖縄の可能性を世界に広げるという壮大な夢を語っていきたい」と決意を述べ、参加者全員で「がんばろう」と声を上げました。

 ほぼ毎週、辺野古ゲート前の抗議行動に参加している那覇市の女性(66)は「県民の思いを世界に発信するデニー知事は心強い。持ち前の明るさで沖縄の未来を切り開いてほしい」と期待を寄せました。

 デニー知事は同日、那覇空港で記者団の取材に応じ「ニューヨーク大学での講演を中心に、辺野古新基地建設問題の解決に向けた米国内の機運を高めるような話をしたい。有識者との意見交換会でも『これ以上、新基地建設工事を進めることは許されない』と訴えたい」と述べました。


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