2018年11月10日(土)
辺野古新基地認めない
対話による解決求める
外国特派員協会 デニー知事会見
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沖縄県の玉城デニー知事は9日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、「辺野古に機能を強化した新しい基地をつくることは絶対に認められることではない」と述べ、名護市辺野古の米軍新基地建設反対の意思を示し、「平和を構築するためには対話によって解決しなければいけない」と強調しました。
デニー知事は新基地建設について、「二十数年たって実現できていない計画であり、県民は建設反対の民意を繰り返してきた。埋め立て土砂は一粒も投入されていない。決してあきらめることではない」と強調。「法律では未来永劫(えいごう)この問題は解決できない」とし、政府との対話による解決を訴えました。
政府が県による埋め立て承認撤回を執行停止にして工事を再開したことを「県民の民意を踏みにじるもの」と厳しく批判。埋め立て海域の軟弱地盤の問題や、工事の設計変更に関する知事権限などにふれ「何年かかるか分からないという事態に陥ってしまわないために、工事を今の段階でストップするべきだ」と述べました。