しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年11月7日(水)

続く断水 住民疲弊

山口 大島大橋損傷の影響大 大平氏調査

写真

(写真)荒川議長(右端)らから町の対応や住民への影響を聞く(左2人目から)砂田、大平、河合の各氏=6日、山口県周防大島町役場

 日本共産党の大平喜信前衆院議員は6日、山口県周防大島(すおうおおしま)町で、同町と同県柳井市を結ぶ大島大橋に貨物船が衝突(10月22日)したことによる断水など住民生活への影響や復旧状況を調査しました。河合喜代県議、砂田雅一町議らが同行しました。

 橋桁に敷設された送水管の破断により同町全域で断水が続き、住民は給水車や井戸水を利用。橋は損傷箇所や仮設送水管の応急復旧工事中で片側交互通行や重量規制があり、風による通行止め時は渋滞が生じています。

 大平氏らは党広島県委員会から託された2リットルペットボトルの水約250本を町役場に届け、椎木巧町長や荒川政義議長らと懇談。椎木町長は貨物船を所有するドイツの会社への損害賠償への対応に協力を要望し、荒川議長からは観光への打撃や生活用水の確保などの課題が語られました。国の支援を求める声も寄せられ、大平氏は「現場の声を国に届け、力を尽くしたい」とのべました。

 町東部の東和地区では住民から生活への影響を聞き取りました。生活用水を井戸水に切り替え近所にも提供する男性(69)は点在する集落ごとに水を運んでほしいとの声があると訴え。近所の年配の女性は「毎日、給水通いで足腰が痛い。お風呂に毎日は入れず、皿はラップを敷いて使っている。早く復旧してほしい」と疲労をにじませました。

 柳井市にある県柳井土木建築事務所も訪れ橋の復旧工事の状況などを聞き取りました。


pageup
> >