2018年11月3日(土)
首相「普天間停止難しい」
「2019年2月が期限」約束ほご
安倍晋三首相は2日の衆院予算委員会で、自ら約束した米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「5年以内の運用停止」について、沖縄県の埋め立て承認撤回を理由に「実現することは難しい状況になっている」と述べました。日本共産党の赤嶺政賢議員への答弁です。
安倍首相は2013年、沖縄県の仲井真弘多知事(当時)に普天間基地の5年以内の運用停止を確約。政府は、運用停止期限を「2019年2月」と説明してきており、目前に迫っていました。
安倍首相は「沖縄県が埋め立て承認を取り消し、さらには埋め立て承認を撤回するなど、根本的な部分で仲井真元知事と認識を共有した当時と大きく変化している」などとして、県に責任を転嫁しました。
赤嶺氏は、安倍首相自身、普天間基地の危険性除去は「一刻の猶予もない」と述べていたことをあげ、政治の責任で直ちに運用停止すべきだと追及しました。