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2018年11月1日(木)

沖縄「民主主義守る」

辺野古ゲート前行動 不当決定に怒り

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(写真)抗議のシュプレヒコールをする人たち=31日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄県名護市の米軍辺野古新基地建設の工事を止めるため、県が行った埋め立て承認の撤回の効力を失わせる石井啓一国土交通相の執行停止通知書が31日、沖縄防衛局に送達されました。

 送達によって沖縄防衛局は、8月3日から約3カ月間止まっていた工事を、近く再開する予定です。正午前、送達が伝わると、工事の資材を積んだ車両の搬入口となるキャンプ・シュワブのゲート前に結集した県民らは「工事強行は許さない」とシュプレヒコールを上げました。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「『対立より対話』を掲げて知事選をたたかったのは誰だ。対話を拒否しているのは政府ではないか」と批判。「玉城デニー県政を支えてたたかおう。新基地建設の是非を問う県民投票を成功させる態勢をつくり上げよう。さまざまな手段を講じてたたかおう」と訴えました。

 31日、辺野古の海上に抗議船1隻が出て、「宝の海を守ろう」と警備員や海上保安官に呼びかけました。海上では現在、抗議船・カヌーを近づけさせないためのフロート等が、承認撤回を受けて全て撤去されています。

 抗議船船長の仲本興真さん(ヘリ基地反対協事務局長)は「フロート等を設置し、工事の準備が全て整うのに2週間ほどかかるだろう。また厳しいたたかいになるが、基地を造らせない、民主主義を守る大きなたたかいにしていきたい」と決意を語りました。


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