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2018年10月30日(火)

新田原基地 演習・弾薬庫ノー

主権在米か 宮崎・住民抗議

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(写真)日米共同訓練反対の声を上げる集会参加者=29日、宮崎県新富町

 宮崎県新富町の航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地を使用した日米共同訓練が開始される中、「憲法と平和を守る宮崎県連絡会」は29日、基地前で抗議集会を開き、「日米共同訓練反対」「新田原基地の米軍弾薬庫整備反対」と声を上げました。新富町長、新田原基地司令に宛て、訓練中止を申し入れました。

 抗議集会で佐藤誠代表代理は「力を合わせ、安心・安全、平和のために日米共同訓練、新田原の米軍基地化反対の声を上げよう」と呼びかけました。新田原基地爆音訴訟原告団の黒木義博共同代表団長は「主権在民ではなく主権が国家、アメリカにあるかのように、地元をないがしろにして共同訓練を実施し、さらに弾薬庫を造ると言ってきた。地元の住民、県民で協力して共同訓練を阻止していきたい」と述べました。

 日本共産党の前屋敷恵美県議、吉田貴行新富町議があいさつし、吉田町議は「住民の安心・安全を確保するなら弾薬庫を造らないのが一番の保証だ」と話しました。

 共同訓練は27日から11月9日まで。申し入れでは、日米両政府が合意した新田原基地への弾薬庫などの整備に反対することを防衛省、米軍に申し入れることも求めました。

 抗議集会に参加した新富町在住の女性(77)は「普天間に無い弾薬庫が造られるのは許せない」と力を込めました。


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