2018年10月23日(火)
京都・大山崎町長に共産党支持の前川氏
自公など推薦の現職破る
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京都府大山崎町長選が21日投開票され、日本共産党と「大山崎民主町政の会」が支持する前町議の前川光氏(62)=無新=が3855票(得票率50・9%)を獲得し、自民党や京都府知事が支援した「オール与党」の現職の山本圭一氏(45)=自民、公明、国民民主、立憲民主推薦=を破り、初当選しました。
前川氏は、町民の声を聞かない町政を批判し、「公立3保育所の堅持」や、「住民委員会」の設置など住民主体のまちづくりなどを公約に掲げて、広範な支持を得ました。
山本町政は、保護者の願いに反し公立保育所の廃止を強行しようとし、小学校の学童保育・プール移転に異議を訴える約1万1千人の署名を無視するなど、民意を踏みにじる安倍政権と同様の町政運営に怒りが高まっていました。選挙戦は前川氏のもとに保守層や子育て世代など幅広い共同がすすみ、強権的な町政に審判を下しました。
現職陣営が、まともに政策を語れず、府政・町政与党の国会議員や京都府知事を並べたビラを作成し、住民不在で選挙を乗り切ろうとしたことにも批判の声が寄せられました。
開票結果は次の通りです。
当前川 光62無新
3855
(日本共産党支持)
山本 圭一45無現
3718
(自民、公明、国民民主、立憲民主推薦)
(投票率59・80%)