2018年10月21日(日)
MV22の情報規制
米誌 事故隠す海軍・海兵隊を批判
MV22オスプレイなど、米海軍・海兵隊航空機の事故に関する統計データの詳細が非公開になっていることが分かりました。米海軍安全センターは従来、最も深刻な「クラスA」事故が発生した際、機種や日時・場所・損害状況などの詳細を数年分、ウェブサイトで公表していましたが、現在は直近の事故を短期間公開するだけになっています。
米科学技術誌『ポピュラーメカニクス』(10日付)によれば、米軍は“1カ所に過多な情報を集めすぎると、われわれに害を与えたいものがいれば、情報を集めるのに使われてしまう”との見解を示したと言います。これについて同誌は「安全にかかわる重要な情報を公開せず隠すのは重大な後退だ。理由のいかんにかかわらず、情報の規制は軍の安全について正確に報道するのを妨げる」と批判しています。