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2018年10月17日(水)

学期中 約9時間労働

文科省 教員「変形制」イメージ示す

 小中学校の教員の長時間労働が問題となるなか、文部科学省は15日の中央教育審議会の「学校における働き方改革特別部会」に、教員に1年単位の変形労働時間制(変形制)を適用した場合の勤務時間のイメージを示しました。1日9時間近い所定労働時間を学期中の一般的な働き方として想定しています。長時間労働の是正を求める現場の声に応えるものにはなっていません。

 1年単位の変形制は、業務の繁閑に合わせて労働時間を調整するものです。労働者の労働時間管理を困難にすることで残業代未払いの温床になっています。現在、教員を含む地方公務員は法律で適用できないことになっています。

 文科省が示したイメージは、夏休みなどの長期休業期間の労働時間を短縮し、その分を学期中に割り振ることで年間通じた労働時間を平準化するもの。週3時間割り振ると年15日間、週4時間だと年20日間の休みが新たに確保できるとしています。

 現在、教員の所定労働時間は7時間45分ですが、文科省のイメージでは週5日のうち3~4日は労働時間が8時間45分になります。

 同日の部会では、労働組合のアンケートで変形制に否定的意見が多いことを挙げ導入に危惧を表明する意見や、長期休業期間も部活動や研修など多くの業務があることから本当に教員の休み確保につながるのかとの疑問が相次ぎました。


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