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2018年10月16日(火)

平和で豊かな豊見城つくる

新市長に当選 山川仁さんが抱負

 沖縄県の豊見城市長選(14日投開票)で当選した「オール沖縄」の山川仁さんに、玉城デニー県知事と連携し、どのように新市政をつくっていくかなど、思いを聞きました。


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(写真)豊見城市長選に勝利した山川仁さん

 当選後すぐに100件を超える激励メールが来て、その後も増え続けました。しっかりと約束を守れるよう頑張りたいと、気持ちをさらに強くしました。

 翁長雄志前知事が提唱した「平和で誇りある豊かな沖縄」を豊見城市でも実現すること、翁長前知事の遺志を継いで「新時代沖縄」を掲げる玉城デニー知事を支えることを訴えたことが、勝利につながったと思います。

 子どもの習い事費用を助成する事業、待機児童ゼロ、高校生までの医療費無料化などの公約も浸透したと考えています。

那覇と協力大事

 豊見城市は県都・那覇市と共に那覇空港に隣接した地の利があります。経済・物流、観光振興を図るうえで、県政、那覇市と連携が欠かせません。第1次産業も大事にしたい。土地の利活用、農業支援施策を考えるうえでも県政、那覇市との協力は大事です。

 那覇市長選はすぐ目の前です。城間みきこ市長の再選のため、翁長前知事の遺志を継ぎ、デニー知事と連携できるのは城間さんしかいないと訴えるなどのお手伝いをしたい。

 私の祖父は、沖縄自民党の創設者の1人。当時の先輩方からすれば、辺野古新基地をめぐる今の自民党の姿勢をどう思うのだろうかと常に考えています。

県民守る立場で

 頭ごなしに政権から言われて「はいはい」と聞くような政治家ではなく、翁長前知事にならって沖縄保守の立場で県民の利益を守るために何が一番いいか考えて活動してきました。これからも今の自民党にできない保守のあり方をしっかりつくっていきたい。

 辺野古新基地建設の是非を問う県民投票条例案が県議会で可決される見込みです。新市長として積極的に協力したい。県民投票で改めて新基地はいらないとの意思が示されれば、それがデニー知事の支えになると思うし、全国的にも注目され、政府に対する世論も強まると思います。

 沖縄県知事選や豊見城市長選のように、「腹八分、腹六分」の姿勢で国政野党による一致した候補を立てて、政権を奪取できるよう頑張ってほしい。

 これは沖縄県民・国民が望んでいます。はっきり辺野古新基地はノーだと訴えるたたかい方をしてほしい。「辺野古が唯一」とする安倍政権が変わることが、沖縄にとっても一番大きいことです。


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