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2018年10月16日(火)

「オール沖縄」再び激戦制す

豊見城市長に山川氏

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(写真)山川仁氏(前列左から4人目)の当選を受けて万歳三唱をする人たち=14日、沖縄県豊見城市

 14日投開票だった沖縄県豊見城(とみぐすく)市長選は、同県名護市辺野古新基地建設反対を貫いた翁長雄志前知事の遺志を継ぐ玉城デニー新県政を支え、同様に遺志をしっかりと引き継ぐと訴えた「オール沖縄」で新人の山川仁(ひとし)・前豊見城市議が勝利し、次点の候補に3629票の大差をつける1万1274票を獲得する結果となりました。

 市長選から一夜明けた15日朝、山川氏は建設中の市役所の新庁舎前の交差点に立ち、「公正・公平な市民本位の市になるように、また、保守も革新も無党派の多くの市民も手を取り合って住んで良かったと思えるまちづくりをしていきたい」と決意を表明しました。

 「6万人の市民のために頑張れ!」とエールを送る市民などがみられました。

 同市長選はデニー新知事誕生の9月30日の知事選に続く首長選挙。自民、維新、希望が推薦した次点の宜保安孝・前市議、現職だった宜保晴毅氏という自民党型政治継続の立場の2氏との大激戦でした。あらためて辺野古新基地ノー、デニー県政が目指す翁長前知事の遺志である「平和で誇りある豊かな沖縄」への信託が示された大勝利です。

 デニー県政を支える市長は那覇、南城、そして豊見城が3人目となります。「沖縄タイムス」15日付は、豊見城市長選の勝利が「船出したばかりの玉城県政に追い風となる。21日の那覇市長選にも大きな弾みをつけた」と報じました。

 山川氏は14日の当選確実の情報が流れた後、記者団に「デニー知事を支えながら翁長前知事を誇りとして、沖縄県の自立的発展のため、知恵と勇気と行動で、みんなで一緒に新しい豊見城市をつくる」と強調しました。

開票結果

当山川  仁44無新 11,274

 宜保 安孝41無新 7,645

 宜保 晴毅50無現 6,459

(投票率53.28%)


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