2018年10月15日(月)
那覇市長選 城間氏の再選必ず
新基地阻止のデニー県政支える
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翁長雄志・前沖縄県知事の遺志を引き継ぎ、同県名護市辺野古の新基地建設阻止の実現を目指す玉城デニー新県政の最大の支柱となる県都・那覇の市長選が、14日告示されました。新基地反対の「オール沖縄」の現職・城間みきこ氏(67)と新基地容認勢力が推薦する新人で前県議の翁長政俊氏(69)の一騎打ちで、投票日の21日までの大激戦となります。
再選を目指す城間氏は、デニー知事らと県庁前の広場で出発式。選対本部長の照屋義実・県政策参与は「私たちにはデニー知事を守り、支えていく責任と義務がある。知事を支える市長は誰が担うべきかが問われる選挙」だと強調しました。
デニー知事は「気をつけることは『デニーを勝たせたから、みきこは大丈夫だ』という緩み」と指摘。気持ちを引き締めることを呼びかけ、平和で豊かな経済で暮らしを支える「『新時代沖縄』の那覇市の代表を城間さんにするため、みんなの力で勝ち取りましょう」と述べました。
城間氏は翁長前知事の遺志とともにこれから市内を駆け回ると述べ、デニー知事との連携を表明。出発式後の街頭での演説では、「普天間基地(同県宜野湾市)は撤去、オスプレイ配備は撤回、何より辺野古新基地建設に反対する」と強調し、経済、教育、子育て、中小企業支援などの施策をさらに拡充していくことを訴えました。
前県議の相手候補は自民、公明、維新、希望といった新基地容認の政党が推薦し、知事選と同様の対決構図。相手候補自身も、自民党沖縄県連会長の時に民意を裏切って新基地容認に転じました。市内で行った第一声やその後の県庁前の演説では、新基地問題に全く言及せず、財源が不明確な住民生活と福祉の向上策を訴えました。