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2018年10月8日(月)

首相との面会記した愛媛県文書

加計氏、読まず会見

再び「記憶・記録にない」

 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の加計孝太郎理事長が7日、獣医学部新設をめぐる経緯について愛媛県今治市の同学部で記者会見しました。県作成の文書に記された2015年2月25日の加計氏と安倍晋三首相の面会について「覚えていない。記録もない」と6月の初会見と同様に証拠を示さず否定。県文書を「読んでいない」とも述べるなど、説明責任を果たす姿勢をみせませんでした。

 会見は、同学園に説明責任を果たすことなど求めた県議会決議(7月11日)を受けて開かれたもの。加計氏が県文書を読まないまま会見に出席したため、記者団から「まったく説明責任を果たしていない」との指摘をうけました。

 国会に提出された県作成の文書によると、15年2月25日に加計氏と安倍首相が面会したことを、学園が県に報告しました。面会で加計氏は今治市で獣医学部新設を目指すと説明。安倍首相は「新しい獣医大学の考えはいいね」と述べたとされています。安倍首相は、獣医学部新設を知ったのは17年1月20日と国会で答弁しており、県文書との食い違いが問題になっていました。

 加計氏は、安倍首相との面会について、「記録を調べたが事務局にもないので、(面会は)ないのでしょう」と弁明。県文書に面会とあるのは、渡辺良人学園事務局長の「勇み足」で、「事を前に進めるために誤解を招くようなことを申し上げた」と述べました。

 学園側は渡辺事務局長が首相と面会したという説明を「ふと思いついた」としています。ただ県文書によると学園は当時、「理事長と安倍首相との面談結果等について報告したい」として県当局に打ち合わせを申請しています。「ふと」ではなく、最初から首相との面会を報告する予定になっていました。県文書の食い違いについて学園側は、「県文書にわれわれがコメントする立場ではない」と回答を避けました。

 再度の会見について学園側は「愛媛県、今治市と相談し、検討する」と述べました。


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