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2018年9月24日(月)

非常勤講師「日大ユニオン」を結成

雇い止め撤回を

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(写真)日大ユニオンの結成集会=23日、東京都内

 首都圏非常勤講師組合は23日、東京都内で組合分会の日大ユニオン結成集会を開きました。日大の専任教員も多数参加しました。

 日大では、非常勤講師の5年雇い止め制度がつくられ、授業コマ削減による雇い止めや新設学部で文部科学省認可に反する英語非常勤講師全員雇い止め・授業外部委託化事件が起きています。

 松村比奈子委員長は、「日大は、無期転換逃れのため非常勤講師を極限まで減らし、専任教員の労働強化で穴埋めしようとしている。これでは教育も研究もできず大学がだめになる。非常勤と専任が一緒にたたかう新しい流れが起こっている」と強調しました。

 日大ユニオン代表になった志田慎さんは、「日本大学の良心を結集し、教職員を大事にし、学生を大事にする当たり前の大学を取り戻す」と共同宣言を読み上げました。

 当面の活動方針で、雇い止め、授業コマ、不利益変更撤回▽英語の外部委託、偽装請負の是正▽「新しい日本大学をつくる会」への参加、教職員組合との連携▽労働者代表選出の民主化―を掲げています。無期転換拒否や授業取り消しには、東京都労働委員会に不当労働行為申し立てを準備していることを明らかにしました。

 日大教職員組合の吉原令子副委員長は、「私たちもアメフット事件の問題で大学に団体交渉を断られている。一緒にたたかえるところでたたかいたい」とあいさつしました。

 「新しい日本大学をつくる会」呼びかけ人代表の牧野富夫元日大副総長、東京私大教連の野中郁江委員長、日本共産党の田村智子副委員長、畑野君枝衆院議員、吉良よし子参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員がメッセージを寄せました。


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