2018年9月21日(金)
デニー候補に期待
石垣島の陸自ミサイル基地配備予定地に近い開南公民館館長 小林丙次さん
沖縄らしい生活と幸せを
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デニーさんは18日の石垣市内の演説で、住民の意見を無視した自衛隊配備の強行や基地強化は絶対に許さないと述べました。全く同じ気持ちです。
石垣島の陸上自衛隊ミサイル基地配備計画だけじゃなく国政全般でも、右に偏りすぎの自分好みで政治を行う安倍政権はひどい。
デニーさんには沖縄県知事として、沖縄らしい生活と幸せの道を追求してほしい。観光産業を中心に経済を良くするのは当然ですが、沖縄戦などの歴史を忘れず、豊かな自然や環境を大事にしてほしい。
「オール沖縄」を掲げた翁長雄志知事は、辺野古(同県名護市)に(米軍)新基地は造らせないと精いっぱいの何倍も頑張りました。翁長知事の後を継ぐということは、ものすごいプレッシャーがあるはずなのに、デニーさんは引き受けた。尊敬するし、演説で語っている意気込みに期待したい。
相手候補については、辺野古新基地や防衛問題にはなるべく口を閉ざしている印象を受けます。沖縄の振興予算獲得のための国との「パイプ」や「協調」を言うけれど、予算削減などの国のいじめに屈するのではなく、自立した魅力的な沖縄を目指すことが大事ではないでしょうか。
多くの観光客が沖縄を訪れることは国にだって止められません。さらに来てみたいと思われ、基地に縛られずに明るく暮らせる沖縄を考えてほしいし、目先の利益にとらわれずに沖縄の未来について責任を持って考えるべきです。
デニーさんは考えていると思います。離島の子どもの問題でも、公約している島外への進学者への生活費の援助は助かります。
デニーさんが知事になったら、ミサイル基地配備計画の環境アセスをしっかりとやってもらいたい。琉球列島全域の基地化について、声には出さなくても疑問を持っている人たちは多いと思います。国に対して地方自治、沖縄や地域の自治権を、デニーさんにはしっかりと主張してもらい、実現し、守ってほしいです。