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2018年9月15日(土)

対ロ外交で閉会中審査要求

野党国対委員長が一致

 野党国対委員長は14日、国会内で会談し、安倍晋三首相の対ロシア外交について予算委員会での閉会中審査を緊急に行うよう政府・与党に要求することで一致しました。

 会談後、立憲民主党の辻元清美国対委員長が自民党の森山裕国対委員長を訪ね、閉会中審査の実施を強く要求しました。森山氏は、日ロ平和条約をめぐるロシアのプーチン大統領の発言の真意を見極めて慎重に対応したいなどとして、「検討する」と述べました。

 会談の席上、各党出席者から、安倍首相がプーチン大統領からの日ロ平和条約の無条件年内締結の呼びかけに何ら異議を唱えなかったことについて、「北方領土をあきらめたもので許されない」「重大な外交的失態だ」などの意見が相次ぎ、首相の外交姿勢を徹底追及する必要があるとの認識で一致しました。

 またこの間、中央官公庁での障害者雇用率水増し問題や、経済産業省が政治家などとの議事録を残さないよう省内に指示した問題などで要求してきた関係委員会の閉会中審査の実現を改めて求めることを確認しました。

 さらに、北海道地震について来週中に第2回野党合同対策会議を開くことや、北海道電力の全道停電問題についての野党合同ヒアリングを開くことでも合意しました。

 11日に新執行部が発足した国民民主党からは新任の原口一博国対委員長が出席。「本気の野党共闘で臨みたい」とあいさつし、安倍政権に「対決路線で臨む」との決意を表明しました。


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