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2018年9月14日(金)

沖縄県知事選告示 新基地阻止が最大争点

「オール沖縄」 デニー候補

官邸丸抱え候補と一騎打ち

 翁長雄志知事の急逝に伴う沖縄県知事選が13日告示され、いずれも新人の玉城デニー前衆院議員(58)、佐喜真淳前宜野湾市長(54)=自民、公明、維新、希望推薦=ら4人が立候補を届け出ました。選挙戦は名護市辺野古の米軍新基地建設の是非が最大争点になり、子どもの貧困解消など、県民生活の向上も問われます。30日に投開票されます。


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(写真)県知事選で勝ち抜くためがんばろうと手をつなぐ(左から)呉屋、城間、デニー、翁長、仲里、照屋の各氏=13日、那覇市

 選挙戦は「辺野古に新たな基地を造らせない」と訴え続けた翁長氏の遺志を継ぎ、「オール沖縄」として立候補したデニー氏と、安倍政権の全面支援を受ける佐喜真氏との事実上の一騎打ちとなります。

 デニー氏は沖縄本島北部の伊江島で出発式を行い、米軍の「銃剣とブルドーザー」による土地強奪に「島ぐるみ」でたたかった同島の歴史に重ね合わせ、「翁長知事の遺志をしっかり受け継ぎ、辺野古に新しい基地をつくらせない。その意思を明確にして、選挙戦を堂々とたたかっていく」と訴えました。

 那覇市の県庁前では、相手候補のうたう政府の補助金頼みの政策について、「基地を認める約束あってのお金という前提を忘れてはいけない」と指摘。沖縄経済の発展にふれ「沖縄はもう補助金頼みではない」として、「ウチナーンチュ(沖縄県民)は政府に頼らない、自分たちで自主自立の力をもっている。その力で若い人たちを押し上げバックアップしていく」と語り、自立型経済の振興を強調しました。

 デニー氏は、「翁長知事から受け継いだバトンはその未来へのバトンです。皆さんの力が結集できれば必ず勝利して、未来を、ウチナーンチュのたくましさを若い人に希望をもって渡せる結果が出せる」と力を込めると「そうだ」の大声援が飛びました。

 デニー氏の選挙母体「平和・誇りある豊かさを!ひやみかち うまんちゅの会」の呉屋守将会長(金秀グループ会長)、照屋義実顧問、選対本部長の仲里利信前衆院議員、10月の市長選で再選をめざす城間みきこ那覇市長が訴え。翁長雄治(たけはる)那覇市議によるデニーコールで勝利に向けて参加者が一体となりました。

 一方、佐喜真氏は那覇市で第一声を行い、「対立や分断の4年間を繰り返すのか」などと翁長県政を非難しました。また、辺野古新基地建設については一切言及せず、争点隠しに徹しました。

 第一声には推薦4党の幹部が駆け付け、自民党の塩谷立選対委員長は「4党の結束、一枚岩でたたかう」と引き締めました。同党は「集客力」があるとされる小泉進次郎衆院議員を16日に投入し、菅義偉官房長官も同日、沖縄入りします。菅氏は13日の記者会見で、辺野古新基地を推進する方針に「全く変わりはない」と強調しました。

 また、佐喜真陣営は期日前投票を重視し、業界団体や公明党・創価学会を中心に連日、有権者を投票所に動員する構えを取るなど、総動員態勢で先行しています。


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