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2018年9月11日(火)

さあ知事選 ぬちかじり(命の限り)

沖縄統一選 当選者ら決意

 沖縄県知事選の動向を左右する選挙戦として大激戦となった沖縄統一地方選。9日の投開票では、日本共産党が19議席(支援1を含む)を獲得したのをはじめ、「オール沖縄」勢力がほぼ現状を維持しました。一方の自民、公明、維新は辺野古米軍新基地建設の是非が問われる名護市で過半数獲得をめざしましたが、現有議席維持にとどまるなど全体として議席増を果たせませんでした。13日の告示(30日投票)の知事選で、翁長雄志知事の遺志を引き継ぎ、「オール沖縄」の代表としてたたかう玉城(たまき)デニー予定候補の勝利をと、新たなたたかいが始まっています。


25歳・吉居氏 辺野古訴え

名護

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(写真)市議選で初当選を決めて喜ぶ吉居俊平氏(最前列右から3人目)、具志堅徹前県議(右端)ら=9日、沖縄県名護市

 辺野古新基地建設の是非が問われた沖縄県名護市議選(定数26)では、日本共産党の新人、吉居俊平氏(25)が初当選を果たしました。仲里克次市議からバトンを受け継ぎ、党の宝の議席を守りぬきました。

 自民系・公明が新基地を語らず争点そらしを徹底する中、吉居氏は「基地被害をこれ以上、広げるわけにはいかない」と、新基地建設反対を正面から訴え、支持を広げました。今回の統一選で最年少当選です。

 名桜大の後輩(20)は「基地の影響を受ける私たち若い世代の吉居さんがオール沖縄の先頭に立って当選したことがうれしい。基地に頼らない名護を引っ張っていってほしい」と期待を込めました。

 事務所に駆け付けた男性(69)は「新基地反対を堂々と言ったことが評価された。知事選で玉城デニーさん勝利をと訴えたことも相乗効果があった」と話しました。

 一夜明けた10日朝、街頭に立った吉居氏。「辺野古新基地のない新たな沖縄の新時代を切り開いていく玉城デニーさんを何としても県知事に押し上げる」と決意を述べ、「オール沖縄は新基地反対でぶれることはない。市議選でともにたたかった野党候補と一致団結して知事選に臨みたい」と必勝を期しました。

新基地断念・玉城さん勝利へ

ゲート前

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(写真)新基地断念へ決意を固める座り込み参加者=10日、沖縄県名護市

 沖縄県名護市議選の投開票から一夜明けた10日、米軍キャンプ・シュワブゲート前には約30人の市民らが集まり、新基地断念と知事選勝利に向けて決意を固めあいました。

 ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は、新基地容認が前提の米軍再編交付金を受け取る渡具知武豊市長の与党が議席を伸ばせず、与野党議席が同数となったことについて、「市長サイドは過半数確保を狙って大量に候補を出したが現状維持に終わった。完全に失敗だ。われわれの勝利だ」と強調しました。

 その上で「辺野古新基地を造らせないという火は名護市民の中で消えていない。日米両政府に新基地反対の民意を突き付けたことには変わりはない」と述べ、知事選での玉城デニー予定候補の勝利に弾みをつけたいと語りました。

 沖縄県統一連の瀬長和男事務局長は「市長側が過半数を取っていれば、市長が新基地容認を表明したかもしれないが、それを許さなかった。この結果は新基地を推進できないしばりになっている」と指摘。「統一選でたたかった仲間がさらに一枚岩になって知事選を頑張っていきたい」と力を込めました。

宮城氏 底力示しトップ

宜野湾

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(写真)トップ当選し、喜ぶ宮城氏(中央)ら=9日、沖縄県宜野湾市

 普天間基地のある宜野湾市議選(定数26)では、日本共産党の新人・宮城力氏(43)がただ一人、2000票を超える得票でトップ当選しました。

 宜野湾で生まれ育った宮城氏は、「世界一危険」と言われる米軍普天間基地に隣接する普天間第二小学校の卒業生。昨年12月、校庭に米軍ヘリの窓が落下した同小には、3年生の息子が通っています。米軍機が上空を通るたび、授業が中断して避難させられる不条理を訴え続けてきました。宮城氏は「普天間基地の閉鎖・撤去のためにオール沖縄が示した建白書実現に向け、全力でがんばります」と決意を示しました。

 厳しい選挙を勝ち抜くために街頭演説をとりわけ重視しました。運転手を務めた男性(36)は「最終盤、手を振る人が増え、手ごたえを感じていました」。自宅は14年前に米軍ヘリが墜落した沖縄国際大の目と鼻の先。「自分も被害者の1人だと思い、何としても勝ちたいと思っていました」

 選挙事務所にかけつけた伊波洋一参院議員は「共産党は底力を見せてくれた。この力をぜひ、県知事選と市長選でも見せてほしい」と訴えました。

城間・伊佐氏 命の2議席

読谷

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(写真)バンザイする(左奥から)伊佐、城間の両氏=10日未明、沖縄県読谷村

 読谷(よみたん)村議選(定数19)で、トップ当選を果たした日本共産党の新人候補、城間真弓氏(40)は10日朝、4選を果たした伊佐真武氏(62)らとともに街頭で公約実現に全力をあげると訴えました。同村で日本共産党は1議席増の2議席となり、議案提出権を獲得しました。

 訴えに、国道を通行する村民が手を振ったりクラクションが鳴ったりします。

 城間氏は「女性の目線で、命と暮らしを大事にしながら本気で頑張っていきます」と思いを語りました。30日投票の県知事選に向け「お金にも権力にも負けない、うちなーんちゅ(沖縄の人)の心で、翁長雄志知事の心を受け継いで、みんなで勝利していきましょう」と呼びかけました。

 伊佐氏は議案提出権をいかし、「村民の願い、掲げた政策、公約を実現させるため全力を挙げていきます」と決意表明。中学卒業までの子ども医療費の窓口無料化などに取り組みたいと語りました。

 9日夜、当選確実の報にわく城間氏の事務所には石嶺傳實村長も駆けつけ、「一緒にスクラム組んで沖縄の問題について取り組んでいきたい」と述べました。知事選では「うちなーんちゅが未来へ誇れるような選挙結果を出すために、ぬちかじり(命の限り)頑張りましょう」と呼びかけました。


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