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2018年9月1日(土)

藤井七段勝ち4強そろう

将棋新人王戦

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(写真)ベスト4入りを決めた対局を振り返る藤井七段(右)と近藤五段=31日、大阪市・関西将棋会館(撮影・峯松進)

 将棋の第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の準々決勝第4局、藤井聡太七段(16)対近藤誠也五段(22)戦が31日、大阪市の関西将棋会館でおこなわれ、藤井七段が84手で勝ち準決勝進出を決め、史上最年少優勝へ一歩駒をすすめました。これでベスト4が出そろい、藤井七段は準決勝で青嶋未来五段(23)と対戦します。

 もうひとつの準決勝は、新人王連覇中の増田康宏六段を準々決勝で破った梶浦宏孝四段(23)と奨励会員でひとり勝ち上がった出口若武三段(23)の対戦です。

 六段以下が出場資格の新人王戦。藤井七段は規定により今期が最後の出場となり注目されたこの対局。相手の近藤五段は王位戦・王将戦でリーグ入りするなど若手の強豪です。

 駒がぶつかり合った中盤戦では互いに長考を重ね、攻め合いに突入。最後は藤井七段が熱戦を制しました。

 初参加の昨年はベスト8止まりだった藤井七段。決勝の舞台へはあと1勝です。

 藤井七段は「玉が薄い形でたたかいになり均衡を保つのが難しかった。攻め合いになってからは少しずつ良くなった。番勝負(決勝)に出られるよう全力をあげたい」と決意を語りました。


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