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2018年8月25日(土)

きょうの潮流

 運動には波がある。しかし、世論調査はいつも脱原発が多数で土台はしっかりとできている。ここに自信をもって声をあげ続ける。そしてもっと工夫していけば、必ず私たちの願いが実現するときがくる―▼新しい市民運動のリーダーのひとり、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが全国革新懇のニュースに登場したのは2013年の11月号でした。インタビューの締めくくりで、彼女は「大きな変化の予感がする」と▼歴代の自民党政権のなかでも特異な歴史観をもつ安倍晋三内閣が発足してから5年8カ月。ふり返れば、数々の悪政のひどさや異常なまでの9条改憲への執念が怒りとともによみがえります。現在進行形で▼一方で、おごり暴走する政権に対する市民の運動が次々とわき起こり、これまでの民主勢力と合流。「市民と野党の共闘」という、かつてない共同と連携が各地で芽生え、日本の新しい政治を切り開く希望として発展しています▼その激動の時期に安倍政権と対峙(たいじ)する人たちの発言を全国革新懇が編みました。『時代を拓(ひら)くあなたへ 50人の伝言』と題して新日本出版社から刊行されています。ジャーナリスト、作家、学者、元官僚、市民運動家、映画監督と、多彩な分野からの卓見や警句です▼「いずれも〈安倍政権の時代〉と格闘する知と情と力が生み出した、生命力を宿す言葉」(編集部)。政治を良くするのは私たち主権者。共生と連帯こそ社会を変える。たたかう人びとに勇気を与える確かな伝言です。


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