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2018年8月19日(日)

貧困 自己責任でない

若者の労働問題で集会

写真

(写真)若者の貧困の実態やブラック企業の問題についての講演を聞く参加者=18日、東京都千代田区

 東京弁護士会と日本弁護士連合会は18日、「脱・貧困強制社会」と題した集会を都内で開きました。ジャーナリスト、労働問題が専門の弁護士、若者の相談を受けている労働組合関係者が、若者を取り巻く労働環境の実態や、改善策を議論しました。

 東京弁護士会の安井規雄会長は、「現在の若者のあるべき生活環境を一緒に学び、議論しましょう」とあいさつしました。

 ジャーナリストの藤田和恵氏が、「私たちは『貧困強制社会』を生きている」と題して基調講演しました。藤田氏は、過去に取材してきた若者の貧困の実態やブラック企業問題について話し、貧困問題は個人の努力や能力不足の問題ではないと強調。「政治家だけでなく、バラエティー番組、ネットメディア、アニメ声優界まで、あらゆる階層から、当事者を『心が弱い』『自分は努力して成功した。甘えるな』などとする自己責任論が出ています。こうしたバッシングは、確実に貧困のただなかの人びとを傷つけ、抗(あらが)う力や物申す気力を奪います」と強く批判しました。

 パネルディスカッションも行われました。藤田氏、首都圏青年ユニオンの佐藤和宏事務局次長、竹村和也弁護士、同弁護士会格差問題部会の林治氏が、若者の労働環境を守る活動、労働者の権利を守る法律や制度、労働組合の重要性についてそれぞれの考えを述べ、話し合いました。


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