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2018年8月14日(火)

沖国大 ヘリ墜落14年で集い

普天間基地閉鎖早く

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(写真)14年前のヘリ墜落で焼け焦げたアカギの木のモニュメント前で開かれた集い=13日、沖縄県宜野湾市

 沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学構内に、同市が抱える米軍普天間基地所属CH53Dヘリが墜落した事故から14年となった13日、墜落現場のモニュメント前で大学主催の「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」が開かれました。

 14年前の墜落では奇跡的に死傷者は出ませんでしたが、機体が旧本館に激突して炎上・大破し、飛散した部品が周辺の住宅街を襲いました。

 前津榮健理事長・学長は「惨事の記憶を風化させてはならない」と強調。昨年も米軍ヘリの窓が普天間基地に隣接する普天間第二小学校に落下するなどの事故が頻発し、「地域社会の平穏・安寧を脅かす普天間飛行場の存続、固定化を認めることはできない」として即時閉鎖・撤去を日米両政府に強く要求すると宣言しました。

 県民の強い反対を無視して同県名護市辺野古新基地建設を進める日本政府を、「県民の不信は増幅するばかりだ」と批判しました。

 法学部の学生2人が意見表明。法律学科4年生は「無関心の人も、自分の子や孫が危険と隣り合わせだということを考えながら自分なりの意見を持ってほしい」と述べ、地域行政学科3年生は「国民全体で基地について考えることが当たり前になるような関係を築いていくことが、基地のない沖縄実現への初めの一歩ではないか」と訴えました。

 開会前に参加者全員で黙とうし、翁長雄志知事を追悼しました。


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