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2018年7月25日(水)

豪雨災害 県道が寸断、集落孤立

山道頼りに生活物資運ぶ

東広島市河内町 高齢者通えず「早く復旧を」

 広島県東広島市河内町(こうちちょう)の2集落が、西日本豪雨で沼田川沿いの県道33号線が崩落したことにより、孤立状態になっています。(柴田善太)


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 孤立状態になっているのは大和原、野々原集落で12世帯、26人が暮らしていました。6日夜の豪雨で両集落の西側の県道がJR山陽線の線路とともに崩落。東側の三原市の県道も崩落し、車での往来ができなくなりました。ほとんど使われていなかった山道を、住民が手を入れ、生活物資を運んでいます。

 山道は極めて細い箇所もありますが、住民が草を刈り、「マムシに注意」の表示も出しています。

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(写真)往来の唯一の手段となっている山道=23日、広島県東広島市

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(写真)JR山陽線線路と県道33号線が崩落した現場=23日、広島県東広島市

 23日、大和原集落で農業を営む男性(69)が汗だくになって妻(69)と、一輪車にガソリン40リットルを積んで山道を運んでいました。普通に歩けば約30分で自宅につくのですが、1時間かかったとのこと。水路も壊れているので、沼田川から田んぼに水を引き込むポンプを動かすためにガソリンを使います。1日20リットル必要なので、2日でなくなります。

 「陸の孤島。小さい集落だから切り捨てられるんじゃないか。何とか早く道を復旧してほしい」と男性は言います。

 河内保健福祉センターで避難生活を送る住民もいます。日本共産党の谷晴美市議が避難所で避難者の要望を聞いた際も、早期の県道復旧を求める声が寄せられています。

 県道復旧は三原市側が8月中旬、西側はその後の見込み。

 谷議員は「高齢者は家の整理をしたくても、山道では通えない。早期の復旧へ県任せにせず国も力を尽くすべきです。また、これだけの被害を出したのは沼田川上流のダムの放水が大きな原因といわれています。治水対策、河川管理の検証も必要です」と話しています。


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