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2018年7月21日(土)

維新が“与党入り宣言”

不信任に反対 野党攻撃の揚げ句

 「モリ・カケ(森友・加計疑惑)に固執する野党とわが党は一線を画してきた」――。20日の衆院本会議で安倍内閣不信任決議案に対する反対討論に立った日本維新の会の浦野靖人議員は、討論のかなりの時間を日本共産党や立憲民主党などの6野党・会派への攻撃に当てました。

 一方で同氏は、「政府・与党も胸を張れる代物ではない」と述べ、自民党の党利党略の参院選挙制度改定案を強引に成立させたことなどを批判。「“ならば内閣不信任案に賛成すべきではないか”との声もあるでしょう」と問いかけ、与野党議員から爆笑を浴びました。

 結局、浦野氏は「いまの与野党を比較し、どちらに内閣を預けることがよいのかと問われれば、安倍内閣だ。したがって、野党提出の内閣不信任決議案には賛成できない」などと表明。国政私物化や公文書の隠ぺい、改ざん、廃棄や虚偽答弁など、議会制民主主義と国民主権を崩壊させた安倍政権を擁護し、自ら野党と一線を画した討論は、まさに維新の“与党入り宣言”そのものでした。


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