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2018年7月6日(金)

きょうの潮流

 大阪北部を襲った地震から、2週間以上がたちました。大雨による被害も心配です。住宅の修繕費用や今後の生活など、住民の不安は募ります▼いつ起こるかわからない大地震。日ごろの備えが大切ですが「特別なことをするのは息切れしてしまう。日常生活に防災の要素を『ちょい足し』して、暮らしに溶け込ませるのが続ける秘けつ」。机上の空論ではない防災術を教えてくれたのが、料理研究家の坂本廣子さんでした▼自らの被災体験をもとに、日用品や普段の食料を活用して非常時を乗り切る方法を普及してきました。根底にあるのは「命を守る知恵を伝えたい」という強い思いです▼子どもの食育に力を入れ「料理を作る力を身につければ自分で食べていくことができ、より豊かに人生を切り開いていく大きな力となる」と語っていました。「坂本先生のおかげで料理が好きになり、食べ物を大切にするようになった」という人も▼日本の米と田んぼを守るために何かしたいという思いから、米粉の普及にも尽力しました。本紙にも何度も登場し、農業と食の安全を守ることの大切さや日本共産党への期待を語ってくれました▼そんな坂本さんが、71歳で亡くなりました。病室で娘の佳奈さんに書き残したノートには、たくさんのレシピが記されていたそうです。「台所は社会の縮図」をモットーに、明るい笑顔で生活者の立場からメッセージを発信してきた坂本さん。受け取った知恵を生かしていくのは私たちに託された大切な仕事です。


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