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2018年7月5日(木)

オスプレイ訓練 政府は米軍に抗議を

塩川氏・埼玉県議団ら要請

防衛省に

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(写真)防衛省に要請する塩川議員(こちら向き前列右から5人目)ら=4日、衆院第2議員会館

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員と党埼玉県議団、所沢、新座、入間、飯能の各市議団は4日、米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイの飛行と離着陸訓練にかかわって、飛行と訓練の中止と、同機の米軍横田基地配備撤回を米軍に求めるよう防衛省に要請しました。要請には伊藤岳参院選埼玉選挙区候補も同席しました。

 防衛省の担当者は、CV22が2日、埼玉県内で訓練を行った事実関係について、米側から「米軍所沢通信基地(所沢市)において離着陸訓練を行った」との回答があったと答えました。米軍大和田通信所(新座市、東京都清瀬市)については確認中だと述べました。

 塩川氏は、米側がすでに示しているCV22の訓練場所ではない所沢・大和田両施設での訓練に対し、「政府として米軍に抗議すべきだ」と糾弾しました。

 防衛省の担当者は、「地元の懸念は承知している。米側に情報提供を求めるとともに、住民に与える影響を最小限にとどめるように働きかける」と述べるにとどまりました。一方、「安保条約上は、米軍は、国内の施設・区域の使用を認められている」と答え、CV22が国内の米軍施設のどこでも訓練できることを示しました。

 参加者から不安の声が相次ぎ、市街地上空や所沢・大和田両施設が、訓練場所として常態化することへの懸念が表明されました。

 塩川氏は、「所沢通信基地を訓練場として使うことは基地機能の強化であり、全面返還を求める地元の声に逆行する。ましてや危険なCV22による訓練など断じて認められない」と厳しく抗議し、同機の横田基地配備撤回を求めました。


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