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2018年7月1日(日)

増田六段、藤井七段に雪辱

新人王戦での対決も期待

竜王戦決勝T

 29連勝達成以来の対決として注目された、将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(15)と2期連続新人王の増田康宏六段(20)の対局、第31期竜王戦決勝トーナメント2回戦は6月29日、125手で増田六段が勝って雪辱を果たしました。

 藤井七段は今年度初黒星で9勝1敗(テレビ棋戦を除く)となりました。勝った増田六段は次戦、佐藤康光九段と対戦します。

 両者は昨年、同トーナメント1回戦で初対局。藤井七段(当時四段)が逆転勝利し前人未到の29連勝を達成しました。増田六段は対局後、「今回はリベンジしたいと思っていたので、勝ててよかった」と語りました。

 若手精鋭の2人は、ともに現在進行中の第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)に出場、順調に勝ち進んでいます。

 第47・48期(2016年・17年)に連続優勝した増田六段は今期、新人王戦史上初となる3連覇を目指しています。

 藤井七段は初出場の前期ベスト8で敗退。今期は規定により最後の出場で、新人王獲得のラストチャンスです。森内俊之九段が持つ新人王の最年少記録(17歳0カ月)の更新もかかっています。

 新人王戦での対戦が実現するとすれば、それは決勝の大舞台。1勝1敗となった両若手の記録もかかった対決が楽しみです。


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