2018年6月26日(火)
辺野古海上座り込み抗議
工事中止の指導 国は無視
「あきらめないことがたたかい」
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ヘリ基地反対協議会は25日朝、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設のための埋め立てを許さない「第4回海上座り込み」を現地で行いました。船とボート10隻、カヌー68隻に170人が乗り、「海を守ろう」「サンゴを殺すな」と書かれたプラスターを掲げて「知事が認めていない違法工事はすぐやめて」と訴えました。
翁長雄志知事は22日、埋め立て地の軟弱地盤を指摘し、沖縄防衛局に同新基地の工事停止を求める行政指導を行っていました。
同様の指導は知事名で4回目。その他も入れると「多すぎてカウントできない」(県海岸防災課)ほど。国はそれらを一切無視して工事を続け、異常な事態となっています。
カヌーに乗った女性(36)は「ウミガメを見ました」とうれしそう。辺野古の浜はウミガメの産卵場で、たびたび目撃されています。女性は「護岸で海が仕切られると二度とカメは戻って来られない。生き物の海を壊している実態を多くの人に知ってほしい」と訴えました。
25日は午後も、海上での抗議と、辺野古の浜で連帯集会を予定していましたが、雨のため中止に。急きょ、ヘリ基地反対協議会のテントとその周辺に121人が集まり、集会を開きました。
抗議船船長の仲宗根和成さん(39)は「あきらめないことがこのたたかい。11月の県知事選で翁長知事を再選させ、さらに前に進んでいこう」と呼びかけました。