しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月14日(木)

“つじつま合わない”

吉良氏 加計 首相と面会究明を

 日本共産党の吉良よし子議員は12日の参院文教科学委員会で、「加計学園」の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相に渡したとされる資料が文部科学省内で発見されたことで、首相と加計氏の面会があったと考えるのが自然だと追及しました。

 同省内で見つかった資料「新しい教育戦略」は、2015年2月25日に加計理事長が首相と面会した際に提供したと愛媛県の公文書に記載されています。同省はこの資料を専門家に送って意見照会を行った事実を認めつつ、同省独自の調査だと主張しています。

 これに対し吉良氏は「意見照会の途中経過や結果を加計学園や愛媛県、内閣官房などに伝えた事実はあるか」と質問。林芳正文科相は「当時の職員に確認したが、文科省内で検討するために作成した資料で、途中経過も含め他省庁等の職員に示した記憶はない。内閣官房に出向していた職員も知らないとの回答だった」と答えました。

 吉良氏は同県文書によると学園が文科省の意見照会を知っていたのは明らかだとし、「なぜ文科省独自の調査について学園側が知っていたのか。つじつまが合わない。疑念は深まる一方だ」と指摘。首相と加計氏の面会に関わる真相究明のため、加計氏ら関係者の国会招致をあらためて求めました。


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