しんぶん赤旗

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2018年6月9日(土)

「原発ゼロ基本法案」審議を

共同提出 野党4党議員ら緊急集会

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(写真)緊急集会であいさつする笠井亮政策委員長=8日、衆院第2議員会館

 野党4党が共同提出した「原発ゼロ基本法案」の国会審議を求める緊急集会が8日、国会内で開かれました。提出した日本共産党、立憲民主党、社民党、自由党と無所属で賛成した議員が主催。1月に法案を提案した「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」と原子力市民委員会が協力しました。

 同法案は、「原発廃止・エネルギー転換の実現は、未来への希望である」と明記。政治の意思として「原発ゼロ」を決断し、「動いている原発は速やかに止め」、「再稼働は一切認めない」ものとして、国会史上初めて提案されました。4党と無所属の有志議員が3月9日、衆院に提出しましたが、審議はまだ行われていません。

 集会では、衆院経済産業委員会に近く付託される見通しで、同委員会の理事会が決めれば、審議が開始されると報告されました。

 日本共産党の笠井亮政策委員長・衆院議員は「党派や立場を超えて議論を積み重ね、再稼働させず原発ゼロを実現するために頑張りたい。新潟知事選勝利とともに一刻も早い審議入りへ全力を挙げたい」と述べました。

 原自連の吉原毅会長(城南信用金庫相談役)は、「原発が即時なくなれば経済も良くなることは、世界の情勢が証明しています。原発ゼロで日本の正しい道を切り開き、国会の権威を取り戻していただきたい」と、法案実現に期待しました。

 原子力市民委員会の満田夏花(かんな)座長代理は、「自民党の理事に十分な審議時間を取るよう求めてほしい。なにより国会の外で盛り上げることが大事」と訴えました。


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