しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

2018年6月3日(日)

首相の責任厳しく指摘

辰巳氏 「モリカケ」問題議論

テレ朝系番組

 日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は2日未明に出演したテレビ朝日系番組「朝まで生テレビ」で、森友・加計学園問題について与野党議員らと議論を交わし、公文書の改ざん・隠ぺい・廃棄、虚偽答弁を招いた安倍晋三首相の責任を厳しく指摘しました。

 辰巳氏は、財務省による学校法人「森友学園」との交渉記録と改ざん前の決裁文書が国会に提出されて以降、首相が「贈収賄は全くない、という文脈で一切関わっていない」などと自身の関与を限定して言及するようになったことに触れて「ごまかしている」と指摘。昨年2月17日に「私や妻が関係していれば、首相も国会議員も辞める」と答弁して以降、同月下旬から公文書の改ざんが行われたことを時系列で示し、「官僚機構が虚偽答弁や公文書の改ざんなどを行うという今起こっている事態は憲政史上なかったことだ」と、首相の責任を厳しく指摘しました。

 加計疑惑では、柳瀬唯夫元首相秘書官が当初否定していた加計関係者との会合を、今年5月の答弁で認めたことについて「状況証拠が出てきているのに首相との関係は『記憶がない』としているのはつじつまが合わない」と指摘しました。

 自民党の山本一太参院議員は「総理はうそをつく人ではない」と擁護。立憲民主党の福山哲郎参院議員は「財務省はなぜ(公文書を)改ざんしたのかを明らかにすべきだ」と述べました。


pageup