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2018年6月3日(日)

原発再稼働 県民は拒否

新潟知事選 市民大街宣「池田さんで」

 「ゴーゴーいけちかゴーゴー」―新潟駅南口に市民の大きなコールが湧き起こりました。大激戦となっている新潟県知事選(10日投票)で、「市民と野党の共闘」を盛り上げようと、「市民の思いをつなぐ会」は2日午前、市民大街宣を行い、全国と地元の市民がリレートークしました。参加者は「新潟のことは新潟で決める」のプラカードを掲げました。


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(写真)「いけちかコール」が湧き上がる中、訴える池田知事候補=2日、新潟駅南口

 池田ちかこ候補は、政府の言う「地方創生」は地方に責任を押し付けるもので、これでは地方の時代は来ないと批判。「政府官邸とのパイプではなく、県民とのパイプを太くしたい。私たち県民こそ、地方をつくっていく主役」と強調。「原発再稼働は新潟県民の意思ではありません。国から圧力を受けて、私たちの意思がねじ曲げられてはいけません」と力を込めて訴えました。

 大学生の馬場ゆきのさん(未来のための公共)は、成人式で「女子力を磨け」と書かれたパンフに怒りを覚えたと話し、「女だからきれいにしろとか、女だから男を立てろ、と言われる社会は生きづらい。私は、性別に関係なく一人ひとりが自分らしく生きられる社会にしてくれることを、池田さんに期待する」と話しました。

 前日の1日夜には、同じ場所で市民集会が開かれ、全国からの連帯あいさつが行われました。登壇した河合弘之弁護士は「放射能は日本のすべてを壊します。原発を安全にすることはできません。日本から原発を廃止し、なくすことが一番の安全策」と訴えました。

 城南信用金庫相談役の吉原毅氏は、再生可能エネルギーの普及は地方の発展にもつながると強調。「新潟県は全国有数の米どころであると同時に、電気を売ってますます豊かになっていきます」と述べました。法政大学の山口二郎教授は、安倍政権の腐敗を強く批判し、「日本の民主主義、立憲主義を守れるかの瀬戸際です。国民をばかにしている政権に、怒りの声を上げていきましょう」と話しました。

 同街宣には、立教大学の五十嵐暁郎名誉教授、前滋賀県知事の嘉田由紀子氏、沖縄平和運動センターの山城博治議長、講談師の神田香織氏、西宮革新懇の樫村庸一事務室長も駆け付けました。


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