2018年6月1日(金)

国会前　「働き方」改悪　衆院通過に抗議

雇用共同アクション　いまこそ世論を

（写真）「働き方」改悪法案に反対し、「参院で廃案に」と訴える雇用共同アクションの人たち＝31日、衆院第２議員会館前

　「働き方改革」一括法案が衆院本会議で採決強行された３１日、幅広い労働組合でつくる「雇用共同アクション」は衆院第２議員会館前で採決に抗議し、参院で廃案に追い込もうと訴えました。

　全労連の岩橋祐治副議長は、「強行採決を満身の怒りを込めて糾弾する」と強調。「衆院の審議で悪法の本質が明らかになった。国民大多数も『働き方改革』を望んでいない。安倍内閣の退陣と、参院での廃案を求めてたたかいをさらに強めよう」と訴えました。

　全労協の柚木康子常任幹事は「一つひとつの法案がきちんと議論されていない。非正規雇用労働者に対する格差が固定化される」と批判しました。

　各労組の代表らが、「不誠実な審議を許さない世論を盛り上げよう」「職場でたたかいをつくり、力を発揮しよう」と述べました。

　日本共産党の高橋千鶴子衆院議員があいさつし、「データのずさんさも中身のずさんさも明らかになった。参院で廃案にさせよう」と強調しました。