しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月1日(金)

加計学園「首相と面談なかった」は真実性ない

「首相を守るためのウソ」 志位氏が指摘

 日本共産党の志位和夫委員長は31日の会見で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、同学園の渡辺良人事務局長が同日、愛媛県庁を訪れ謝罪したことについて問われ、同学園が2015年2月の安倍晋三首相と加計孝太郎理事長との面談を否定しているのは「明らかに安倍首相を守るためのウソだ」「真実性はまったくない。総理の偽りに合わせて偽りを増やしている」と批判しました。

 志位氏は、安倍首相と加計氏が15年2月に面会したことで、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が同学園に資料の提出を求め、その後の獣医学部新設に向けた動きにつながったと指摘。「2月の面談がなければ、前後の説明がつかない。愛媛県の文書全体が間違い・ねつ造文書だということになる。そんなことはあり得ない」と強調しました。

 また、志位氏は、学園側の話が事実なら、首相の名前をかたって獣医学部新設という利益を得ようとしたことになり、首相は学園に「撤回しなさい」と怒るはずだと指摘。「怒りもしない首相の態度が、学園の話をウソだと二重に裏付けている」と指摘しました。


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