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2018年5月13日(日)

安倍9条改憲NO!3000万人署名

目標達成 地元紙も注目

訪問・返信用封筒が力

宮城・大崎 鹿島台9条の会

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 「改憲反対の署名 目標の3000人達成」。地元紙の河北新報は2日付でこう報じました。宮城県大崎市鹿島台の「鹿島台 憲法9条を守る会」は、3000万人署名の目標(地区人口の4分の1)を突破しました。

 1月に署名を開始し、同会は4月27日に3227人分を集約しました。目標達成の原動力は、150人以上の会員が動いて訴えを繰り返したことです。

 昨年12月、集落を訪問して署名を訴える活動を中心に据えようと確認しました。

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(写真)3000万人署名の目標を達成した鹿島台9条の会会員たち=宮城県大崎市

 「命がけで住民の安心と安全を守るのが町長時代の信念です。それを脅かす最たるものが戦争です。私は残りの人生を、9条を守ることに使う」と決意を語るのは、旧鹿島台町長で同会会長の鹿野文永さん(82)。「飛び込みでお邪魔し、『9条が壊され戦争する国になろうとしている』と率直に訴えると、『それは大変ですね』と快く応じてくれます」と話します。

 党派や所属にかかわらず、会には元校長や文化人、スポーツ関係者などさまざまな会員が参加しています。

 元県農協中央会会長の木村春雄さん(77)は、2歳の時に先の戦争で父を亡くしています。二度と戦争を繰り返さないため「俺は戦争反対でやっているんだ。戦争はしたくないべ」と訴えながら署名をたくさん集めています。

 9条の会は、返信用封筒で署名用紙を届ける活動を重視しています。封筒には会費と寄付で製作したビラを同封しています。ビラは内容を何度も追加・更新し、現在の“4代目”はカラーに。太字で「署名の力=国民の力」と記し、署名の力で「戦争しない日本」を守ることができると呼びかけ、290通ほどが返ってきています。

 目標突破の記者会見で鹿野会長は「安倍首相の改憲への執念は、ただならぬものがある。改憲発議を狙い続ける限り、私たちも終わりなく署名を続けていきます」と決意を語りました。


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