しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月12日(土)

公募で加計“お膳立て”

畑野氏「特区制度 公平でない」

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(写真)質問する畑野君枝議員=11日、衆院文科委

 日本共産党の畑野君枝議員は11日の衆院文部科学委員会で、加計学園の獣医学部新設を認めた国家戦略特区制度の公平性についてただしました。

 畑野氏は、柳瀬唯夫元首相秘書官が2015年4月2日に加計学園関係者と面会した際、文科省の角田喜彦私学行政課長(当時内閣参事官)が同席したと証言したことに対し、事実かと確認。林芳正文科相は「同席していたのではないか」と認めました。

 畑野氏は、17年1月に獣医学部新設の事業者を公募で選んだ理由について質問。内閣府の村上敬亮参事官は「公平性確保のため」と述べました。

 畑野氏は、京都産業大学が18年開学の条件をこのとき初めて知って教員確保が間に合わないと申請を見送った一方、今治市は16年9月の市議会で「内閣府も18年4月を目指して努力している」と説明していることを紹介し、「公募という形をとりながら、名前を隠して(加計学園を)お膳立てしてきた」と批判。柳瀬氏の証人喚問と、角田氏、愛媛県知事らの参考人招致を求めました。


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