2018年5月5日(土)
横田で大規模編隊飛行
C130輸送機 米軍の訓練激化
在日米軍横田基地(福生市など東京都多摩地域5市1町)で4日、同基地配備の米空軍C130輸送機が大規模な編隊飛行訓練「サムライ・サージ」を実施しました。同訓練の実施は2012年6月以来6年ぶり。米国の「アジア重視」戦略への転換の下で、パラシュート降下訓練とあわせて、横田基地での米軍の訓練が激化しています。
横田基地の監視活動を続けている羽村市の羽村平和委員会によると、午前11時ごろ、滑走路北側にUH1ヘリ2機、C12輸送機3機、C130輸送機12機が整列。11時半には、サムライ・サージでは過去最大の10機が編隊で離陸しました。
同訓練が最初に実施されたのは11年11月2日で、周辺自治体には7機による編隊飛行を通告。羽村平和委員会によると12年1月10日の訓練では6機、同年6月5~7日の訓練では5日に9機が編隊飛行を実施しています。12年の2回の訓練では、大規模なパラシュート降下訓練も行われました。
横田基地のC130輸送機は、関東平野から山梨、静岡、長野の各県にまたがる広域に低空飛行訓練ルートを設定し、編隊飛行訓練を繰り返しています。今年4月27日には所属する14機すべてが新型のC130Jに交代するなど、強化がすすんでいます。