2018年5月5日(土)
本の出合いわくわく
東京 親子ブックフェスタ きょうまで
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絵本や児童書の割引販売、絵本の読み聞かせなどを行う「上野の森 親子ブックフェスタ」が3日、東京都台東区の上野公園で始まりました。
日本児童図書出版協会ら3団体の主催で、18回目となる今回は出版社77社が出店。中央噴水池広場には約5万冊の児童書が並び、親子連れなどでにぎわいました。
会場では新刊本を含めすべての書籍を2割引で販売。約30人の著者サイン会や画家による似顔絵描き、おもちゃ作りのワークショップなど、児童書の魅力を伝えるイベントが目白押しとなりました。
イベントブースでは絵本作家でイラストレーターの浦中こういちさんが登場。紙皿に描いた絵が次々と変わる「紙皿シアター」や、自作のあそび歌のライブに子どもたちの歓声が響きました。妹と一緒に参加した小学2年生の男の子は「全部楽しかった。とくにこれ」と新聞紙で作った忍者の頭巾を手ににっこり。
会場で父親に買ってもらった絵本を手にした5歳の女の子は「今まで読んだことのない絵本がいっぱいあってわくわくした。もっと本を読みたい」と話しました。
東京都美術館講堂では作家らが講演。「ビブリオバトル」(書評合戦)では、児童文学作家5人が順番に「おもしろい」と思った児童書を5分間で紹介しました。約200人の参加者の投票で「チャンプ本」を決定。児童書の魅力を語り合いました。
フェスタは5日も午前10時~午後5時まで開かれ、サトシンさんのお話し会、長田真作さんのトーク・ライブなども行います。