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2018年5月1日(火)

将棋新人王戦 ベスト16出そろう

藤井、増田らに注目

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(写真)2回戦で勝利を収め検討する藤井六段(正面)=2月14日、大阪市・関西将棋会館(峯松進撮影)

 第49期将棋新人王戦は2回戦が終了し、5月3日から3回戦が始まります。3連覇をめざす増田康宏五段(20)や、最年少新人王をめざす藤井聡太六段(15)が順調に勝ち上がり、奨励会三段勢からは出口若武三段(23)と甲斐日向三段(25)が3回戦に進出。若手の熱いたたかいが注目されます。

 昨年につづき今期も将棋ファンの注目の的は、高校1年生になった藤井六段の活躍です。2回戦で古森悠太四段(22)を破り3回戦に進出。次は八代弥六段(24)との対戦です。

 史上最年少で棋戦初優勝し連続昇段した藤井六段。新人王も最年少記録での獲得なるか、注目されます。また、七段昇段のチャンスを目前にしており、新人王戦出場も段位制限で今期限りとなる可能性があります。

 新人王戦史上初の3連覇がかかっているのが増田五段。3回戦は、昨年度、勝ち数、勝率とも藤井六段に次いで2位だった大橋貴洸四段(25)が相手です。

 昨年準優勝の佐々木大地四段(22)と、第46・47期にベスト4進出の実力者、青嶋未来五段(23)との対局も、3回戦で楽しみな一局です。

 出口三段は、王位戦リーグ入りを果たしている強豪、澤田真吾六段(26)を破っての3回戦進出。甲斐三段も昨年ベスト4入りした石井健太郎五段(26)を下して3回戦に駒を進めました。

 藤井六段の連勝を29で止めた佐々木勇気六段(23)、他の棋戦でも活躍している近藤誠也五段(21)も勝ち上がっており、優勝レースがますます激しくなりそうです。

 今期は奨励会枠で出場の西山朋佳三段(22)と女流棋士枠で出場の谷口由紀女流二段(25)の女性同士の対決が話題となりました。西山三段が勝ち、藤井六段との対局を目指しましたが、八代六段に阻まれました。

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